臨床発達心理士に子どもの相談をした時の相談内容とその結果

2019年8月8日

こんにちは。もろこしです!
男の子2人の母してます。

言葉の遅かった長男いっくん。1才6か月まで意味のある単語は話しませんでした。詳細は別記事☆言葉が遅いと言われている男の子…1才半まで発語のなかった長男が話せるようになるまで☆をご参照ください。

言葉が遅い子どもは、発達に問題を抱えている可能性もあると知って心配になり、自治体の臨床発達心理士に発達相談をしました。

長男の発達状況を専門家に判断してもらうことで、万一問題があった場合、子どものためにフォローをしてもらえると考えていたのも、発達相談を受けた大きな理由です。

臨床発達心理士さんとの発達相談の内容と結果をまとめていこうと思います。

自治体のホームページに載っていた無料の発達相談を申し込む

長男の言葉が遅いことを心配し、インターネット検索をしているうちに、自分が住んでいる自治体の臨床発達心理士による無料発達相談があることを知りました。

臨床発達心理士とは?

発達心理学を基礎として、発達をめぐる問題を抱える人に対して、専門性の高い支援を行う専門職。一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構が認定する資格。

出典:デジタル大辞泉

病院で発達外来を受診する際は、数か月待ちのところもあるということですが、私が住んでいる自治体の臨床発達心理士の発達相談は、予約の電話の約2週間後にお願いできることになりました。時間は40分間です。

予約の電話対応の方も、不安に思っているお母さんたちのことを心配している様子で、少しでも早く相談できるよう、発達相談の日程を提案してもらえました。

発達相談は、子どもが同席しなくても可能でした。母親の私に、臨床発達心理士さんが普段の様子を質問する形式で、発達相談を進めていくことができました。

幸い、共働きの夫と私が休みである土曜日も相談可能だったので、 長男は夫に任せ、じっくり話をするために私1人で伺いました。

実際発達相談をしてみると、子どもが同席していなくても、母親だけいれば十分な内容でした。 私の場合は、子どもがちょこちょこ動いて発達相談に集中できない方が、十分な結果を得られなかったのではないかと思っています。

発達相談当日、臨床発達心理士と対面

発達相談の場所は、自治体が運営する施設の一角でした。

約束の時間の10分前に到着し、実際発達相談が始まったのは時間丁度でした。発達相談の対応をしてくれたのは、30代半ば位のの男性でした。個室に通され、丁寧な口調で対応してもらえました。

臨床発達心理士さんに渡された紙に、住所・氏名等必要事項を記載し、40分間の発達相談が開始しました。

最初は緊張していた私でしたが、臨床発達心理士さんの優しい雰囲気で、次第にリラックスしながら話ができました。

臨床発達心理士からの質問に答えていく

臨床発達心理士さんの質問に対して、私が普段の長男の様子を答える形で発達相談が始まりました。

質問内容と回答は以下の通りです。太字が質問内容で、その下が私の答えです。

・発語がないということですが、喃語はありますか?
 →あー。とか、ばあー。とかはよく言っている。
・普段はどんな遊びが好きですか?
→車のオモチャを走らせたり、絵本を読んだりすることが好き。
・お母さんの言っていることを理解している様子がありますか?」
→理解していることと、理解していないことがある。視角と言葉で理解している様子。ごはんを持ってご飯だよと言えば、椅子に座る。
・お子さんに指示が通りますか?
→通る時と通らない時がある。一度言って通らなくても、何度も言うとできる時がある。気が乗らないとわかっていてもやらない。
・指差しをしますか?また、指差した方を見ますか?
→指差しは多い。こちらが指差した方も何かに集中していない時は見る。
・食事は自分で食べられますか?
→スプーンを使って食べようとする。こばす。きれいには食べられない。家だとおとなが食べさせてあげたりもする。
・食べ物の好き嫌いはありますか?
→野菜は食べないものも多い。何かを食べること自体は好き。
・コップを使えますか?
→使えるけどこぼす時も多い。わざとこぼす時もある。
・睡眠時間はどの位ですか?
→昼寝2時間30分程。夜は20時には就寝し、6時頃起床する。

私が発達相談をした臨床発達心理士さんは、長男や母親の私の行動にダメ出しをすることはなく、親身に話を聞いてくれました。こちらが疑問に思っていること、不安に思っていることも聞いてくれました。

話の合間合間に、子どもの発達の促し方や、年齢相当の発達の様子なども教えてもらえて、参考になりました。

臨床発達心理士に質問の意図を聞いてみた

長男の様子を細かく聞いてくれた臨床発達心理士さん。気になるの行動があったら、発達に問題があるか判断しているのかと思い、どうして上記のような質問をしたのか意図を聞いてみました。

すると…
「コップが使えるから、睡眠時間の長さからといったことで、発達に問題があるかどうか判断をするために質問したわけではありません。例えば、睡眠時間が短いと子どもの発達にとっては悪影響になるので、そういったマイナスとなる要素がなくなるようにお母さん方にアドバイスをしています。」
と教えてくれました。

話を聞いていると、長男の状態で何らかの問題があるかどうかを判断することはできず、それよりも良い方向に発達を促せるよう、アドバイスすることに重点を置いているようでした。

臨床発達心理士の見解と助言

私から長男の様子を聞いた臨床発達心理士さんの見解は、「発語がないものの、年齢相当の発達」で、「様子を見る」という結論になりました。半年後、今と比べて全く成長していないと感じたら、再度相談してほしいと言われました。

同時に、子どもの様子を文字で記録することを勧められました。

半年経った時、子どもが成長していないと思っていても、案外変わっている時はあるそうです。自分の記憶だけではなく、文字で記録しておけば、半年間の成長を比べた時、違いが明確になるそうです。

発達相談以降、スマホのメモ機能で長男の様子を残すようにしました。

ちなみに、この子どもの様子を文字で残すことは、長男が2才をすぎて3語文が出るようになった頃で終わりました。ズボラな性格なので…。

発達相談をして良かった!

発達相談をしても、長男に問題があるかどうかは明確にできませんでした。低年齢の場合は専門家でも、のんびりめの成長なのか、発達の遅れが原因となっている問題のある成長なのか、判断は難しいのだと思います。

しかし、臨床発達心理士さんに不安な気持ちをぶちまけることで、悶々としていた心が落ち着きました。夫や友人に、言葉が遅くて心配している話を聞いてもらうことはありましたが、専門家が相手だと、安心感が大きいです。

必要に応じて的確なアドバイスもしてもらえるので、子どもの発達のために参考にもなります。

もし、今当時の私のように、子どもの言葉が遅くて悩んでいる人がいたら、インターネット検索をする時間を、 臨床発達心理士さんの発達相談の時間にまわすことを勧めたいです。

無料で発達相談できるところも多いですし(笑)

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