子どもとお別れする日を恐れているのは母親の方かもしれない

このエントリーをはてなブックマークに追加

私と子どもと蝉と

夏定番。道路で力つきた蝉の亡き骸。もしくはセミファイナル。おかあさんセミがおちてるよ!
そうだね、死んじゃったのかな?かわいそうだね。はいはい行こうねーっ(セミ苦手)しんじゃった?おそらにいってもうあえないの?
よし!コイツちょっとからかってやろう。(にやり)生き物はね、いつか死んじゃうんだよ。もう二度と会えなくなるの。
お母さんだってね、死んじゃうんだよ。お空に行っていっくんに会えなくなっちゃうなー。いっくん甘えん坊なのに、抱っこも一緒に寝ることも全部できなくなっちゃうなー。(にやにやにや)
ヤダもん!いっくんおかあさんがしんじゃうのヤダ!
えーっ、お母さんの方がいっくんより先に死んじゃうんだよ。ヤダ‼ダメ‼
でもさー、いつかはお別れしなきゃいけない日がくるんだよ?ずーっと一緒にはいられないんだよ。
その時はさ、にぃくんと一緒にお母さんのこと見送って…あれっ?あれっ?何か視界がおかしい
…ね…。私はいつまでも子どもたちと一緒にいられるわけじゃない。
いっくんさびしい…。ごめんごめんずっと先の話。でもちゃんとお葬式はしてよ?約束ね!
子どもとの別れを本当に恐れているのは私の方かもしれない。

子どもの純真な心をからかおうとして勝手に返り討ちにあった

こんにちは。もろこしです!
男の子2人の母してます。

ひと夏の命を終え、空へと還っていった蝉の亡き骸。昔から出会ってしまうと、うわっと思っていましたが、母とは違い、やたらと食いつきのいい長男いっくん。

子どもをからかうのが三度の飯ぐらい好き(残念ながら、食事がどうでもよくなるほど少食ではない)な母は、いっくんをからかう作戦に出ます。

甘えん坊のいっくん、いつかお母さんがいなくなっちゃって大丈夫?

予想通りの可愛い反応をしてくれるので、母はどんどん悪ノリして調子に乗っていきます。もうずっと先であろうお葬式の話まで持ち出してきます。最後のお別れはちゃんとしてねと。

そこで自分でも気づきました。子どもたちと一緒にいられる時間は、永遠に続くものではないということを。

いっくんは3才、次男にぃくんは0才。2人とも、まだまだ手がかかると思っていても、5年後…10年後…と月日が経つにつれ、どんどんできることが増えて、親の手はいらなくなってくるのでしょう。

できることが増えていく子どもに、できないことが増えていく親。そして、親子はどんどん離れていき、最期には子どもが何もできなくなった親を弔ってくれます。

いっくん・にぃくんとの別れを想像し、涙が出てきた母。いっくんの純真な心をからかった天罰ですね。

いつかのお別れの時に少しでも悔いが少なくなるよう、今、子どもたちと一緒にいられる時間を大切にしていきたいと思った出来事でした。

にほんブログ村 にほんブログ村へ

ブログランキング参加中です。クリック喜びます!